わざわざ難しい方法で英語を話そうとしていませんか?
よく、日本人は英語の読み書きは得意だけれども、話せないと言われますよね。
でも、読み書きが得意ということは、
自分の中にそれだけの英語が蓄積されているということです。
英語を話すのが難しい理由
日本語でこれから言う内容を考えた後で、そのまま英語に訳そうとしていませんか?
はっきり言って、それは無謀です(^^;)
私たちは、日本語のネイティブスピーカーです。
ま、細かいことを言い出せば、敬語をちょっと間違えちゃったり、
「全然できるよ」なんて妙な言い方をすることはあるでしょう。
でも、基本的には日本語を話すことに不自由していませんよね。
何か話そうと思ったときに、躊躇なく、言いたいことをスラスラ言うことができます。
つまり、それだけ日本語に関しては
文法も理解しているし、語彙も豊かだということです。
自分でも意識しないうちに、かなり複雑な構造の文を喋っているし
いろいろな単語を駆使して、豊かに表現しているんですね。
これをそのまま英語に訳そうとするなら、
日本語と同じだけの文法力と語彙力が必要ということになります。
何も、最初からそんな高みを目指すことはないですよね(^^;)
そこで、簡単な言い方に変えてみましょう。
カンタンな英語
例えば
「梅雨整理になった途端、毎日雨ばかりでうんざりします」
って日本語を思いついたとしますよね。
これを訳そうとすると
「途端ってなんていうんだっけ? うんざりって、どう言うんだっけ?」
と混乱しませんか?
だから、この日本語にはこだわらないで、
簡単なフレーズで言い換えてみましょう。
It rains everyday.
I don’t like rainy season.
このくらい言えれば上出来じゃないでしょうか?
確かに、日本語に比べると少し情報は足りない部分があります。
でも、毎日雨が降っていることと、
話し手がそれを快く思っていないということはわかりますよね。
もし「梅雨」の言い方に困ったら、いっそ”I don’t like rain.”でもいいでしょう。
言い換えられないとき
とはいっても、最初のうちは「その『簡単な言い方』が思いつかないんだよ!」
ということがあるかもしれませんね。
そんなときには、あまり考え過ぎない方がいいです。
とりあえず、文法も何も考えないで、いきなり単語を言ってみるとか。
“rain…everyday…”なんて適当に単語を並べているうちに、
頭の中で語順が整理されて”It rains everyday.”と言い直せることもあります。
単語すら思いつかなかったら、代用できそうな単語でお茶を濁すのも手です。
“water…sky…”とか言ってれば、相手のネイティブスピーカーが
“rain?”なんて助け舟を出してくれるかもしれません。
できるだけ簡単な言い方で、どんどん話していきましょう(^^)