英語のリスニング練習「たくさん」と「じっくり」どちらを選ぶべき?

リスニングの練習で、いろいろな音声をたくさん聴くのと、
ひとつの音声を何回も繰り返し聴くのと、どちらが効果的だと思いますか?

もちろん、結論から言えば「どちらも大切」です。
でも最初のうちは「ひとつの音声を何回も繰り返し聴く」ことをオススメします。

いろいろな音声を聴くことの効果

私はこれまで、いろいろな音声をたくさん聴く練習をしてきました。

テレビの二ヶ国語ニュースを英語にして聴いたり、
スマホのPodcastで英語のニュースをダウンロードしたりしていたんですね。
テレビは録画していませんでしたし、Podcastも1回聴いて終わり、ということが多かったです。

でも、この方法だとなかなか聞き取れるようになってきたという実感がわかないんです。
なぜなら、聞き取れない箇所をそのままスルーしてしまっているからですね。

問題集に例えるなら、答えがわからないのに、
答え合わせをしないまま次の問題に進んでいるようなものです。
わからない箇所を放っておいても、聞き取れるようにはなりません。

以前は、ひとつの音声を何度も繰り返して聴くという練習方法に抵抗がありました。

「何回も繰り返して聴いて、ようやく理解できても意味がない。
私は字幕なしで洋画を楽しんだり、ネイティブの人と流暢に会話できるようになりたいんだから」

と思っていました。

マヌケですねー(^^;)
それは「いつかたどり着きたいゴール」であって、練習の段階でこだわるところではありません。

ひとつの音声を繰り返し聴くことの効果

同じ音声を何度も聴いていると、だんだん耳が英語に馴染んできます。
最初のうちは「よくわからない固まり」にしか聞こえなかったものが、
なんと言っているのか、わかるようになってくるんですよね。

もちろん、その音声自体が聞き慣れたからわかる、ということはあります。
でも「その音声に慣れる」だけではなくて「英語自体に慣れてくる」んです。

英語特有の発音、リズム、イントネーションなどを聞き慣れてきます。

だから、まずはひとつの音声をじっくり繰り返し聴くことから始めるのをオススメします。
ひとつの音声を聞き慣れた状態で他の音声を聴いてみると、
以前より聞き取りやすくなっているはずですよ(^^)

特に、短いフレーズで決まり文句のようなものは、
話し手が変わってもほとんど同じように聞こえます。

ひとつの音声にしっかり馴染んだと感じたら、また次の音声を繰り返し聴きましょう。
そうやって少しずつ自分の中に「英語の聞き取り」が蓄積されてきたら、
だんだんいろいろな音声を聴いていけば良いです。

「30日間英語脳育成プログラム」も、
「ひとつの音声をじっくり聴く」教材としてはオススメです。

当ブログの「30日間英語脳育成プログラム」紹介記事を読んでみる。

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